高級時計を頂いた時のエピソード

もう10年以上前の話です

もう10年以上前の話です。
私がずっと憧れていた大学の入学の際、祖母から腕時計をもらいました。
その時計は、私がいつもカタログを見ていた高級ブランドのもので、祖母は私がその時計を欲しがっている事を知り、わざわざお店まで足を運び購入してくれたのです。

サプライズのように突然渡されたその小さな箱の中身を見て、私は号泣してしまいました。
高価な時計を、私のために年金を貯めて購入してくれたそうです。
足と腰を弱くしていた祖母でしたが、父や母に購入の代理や付き添いを頼む事もなく、たった一人でお店まで出向いてくれたのです。
そして、それは合格や入学のお祝いではなく、私が一生懸命受験に向けて努力をした事に対する贈り物だと言ってくれました。

残念ながら祖母はもう亡くなってしまいましたが、私は今でも時々、その時の事を鮮明に思い出して涙してしまいます。せっかくもらった時計は、あまりのもったいなさにほとんど使用できないまま、今でも大切にしまってあります。いつか孫ができたら、祖母のように惜しみ無い愛情を注いであげたいと思っています。

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