高級時計を頂いた時のエピソード

祖父が亡くなった時、祖母から腕時計を形見分けしてもらいました

祖父が亡くなった時、祖母から腕時計を形見分けしてもらいました。
「いい時計を買えた」と喜んでいたと、祖母に教えてもらったことを覚えています。当時はまだ中学一年生で、時計の値打ちもわからず、鉛筆立てに無造作に入れていました。
電池も切れていましたし、そもそもその存在すら忘れていました。
なんとそれから20年以上も放置していたのです。

30歳を過ぎて、そろそろ値打ちのある腕時計の一つでも買おうかなといろいろ探しているうちに、祖父の形見分けの腕時計のことを思い出したのです。
なんだったら売ってもいいかななんて卑しい下心も持ちつつ、電池交換をしてもらいに時計店に行きました。
時計店のご主人に、「いい時計をお持ちですね。どうしたのですか」と聞かれ、まさか時計を褒められるとは思ってなかったのでビックリしましたが、「形見分けです」と答えるとご主人は無言でバンドを外してきれいに隅々まで磨いてくださり、「このバンドでもよろしいですか」と言って新しいバンドに替えてくれました。

「バンドはまた気に入ったものに替えたらいいです。
電池代だけいただきます。大事にしてください、孫、ひ孫、末代まで使える時計です」と言っていただけ、感動しました。
自分の子供にこの感動が伝わるのか分かりませんが、大事に使って子供に分けてあげたいと思っています。

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